移住を検討している地域の駅と、通勤・通学先の駅・出発または到着時刻を入れるだけで、毎朝の通勤・通学のリアルを指標と点数で調べることができます。このガイドでは、画面に出る3つの指標と数値の意味、その考え方をご説明します。
ルートを選んだあと、画面には左から順に3種類の指標が示されます。
数値が高いほど、負担が大きいことを示しています。
| 並び | 指標 | 何をあらわすか |
|---|---|---|
| 左 | ラッシュ通勤指数® | 乗車する列車の混み具合 |
| 中 | 乗車負荷スコア | 乗車時間の長さと乗換の回数 |
| 右 | 通勤・通学負担指数 | 上記二つの指標を用いた総合値 |
通勤・通学負担指数は、ラッシュ通勤指数®と乗車負荷スコアを 7 : 3 で加重平均した指標です。0に近いほど快適と推定されます。
指標の下にはひとことメッセージが表示されます。混み具合に合わせた短い一言で、「実際どのくらい大変か」をつかんでいただくためのものです。
| 数値 | 色 | 朝の通勤・通学の見込み |
|---|---|---|
| 5未満 | 青 | 快適(区分:超低) |
| 5〜30 | 黄 | まあまあ(区分:低) |
| 30〜70 | みかん | 混雑(区分:中) |
| 70以上 | 赤 | 非常に混雑(区分:高) |
数値とあわせて、混み具合が高い順に 高・中・低・超低 の4区分を表示します。
| 区分 | 混雑率の目安 | 車内の様子 |
|---|---|---|
| 高 | 135%以上 | 座れず、混み合う(新聞を何とか読めるイメージ) |
| 中 | 75〜135% | 定員乗車の前後。つり革や柱につかまれる |
| 低 | 38〜75% | 座席に座れる |
| 超低 | 38%未満 | 車内にかなり余裕がある |
混雑率の値は、指数の境目から逆算し、小数を丸めています。車内の様子は、国土交通省の目安(100%=定員乗車、150%=新聞は読める程度、200%=相当な圧迫感)に沿っています。
本サービスは、到着時刻(または出発時刻)を基準に、朝のラッシュ時間帯の負担を指数として評価しています。一方、午後の帰宅時間帯は、退社時刻がそれぞれ異なり、時期や日によってもばらつきがあります。そのため、朝と同じ方法で指数を算出しても、適切に混雑度を示すことができません。したがって、乗車時刻または到着時刻が正午を過ぎる場合は、すべての指数・数値を「―」と表示します。バス・自転車・自動車による通勤・通学は対象外です(鉄道による移動を前提としています)。
混雑率は、国土交通省「都市鉄道の混雑率調査結果」(令和7年度実績)の公表値をもとにしています。公表値の時間帯の中心をピークとし、ピークから離れるほど混雑が和らぐものとして計算します。出発時刻を変えると数値が変わるのはこのためです。
公表値は、その路線で最も混雑する1区間の値としています。乗車区間が最混雑区間を通過しない場合は、離れるほど混雑がゆるやかになるものとして調整・算出します。
乗車時間が10分以内かつ乗り換えがないときは、混雑率にかかわらず〝0【超低】〟とします。短い時間で通えること自体が、ラッシュを避ける工夫だという考え方です。
乗車時間1分につき1点、乗換1回につき10点を加えた数値です(上限100)。混雑とは別に生じる「移動自体の負担」を表します。
負担の中心は「乗っている時間」より「車内の混雑」にあるため、混雑を重く評価しています。
公表のない路線は、30km以内で最も近い公表路線の混雑率を、路線の規模で調整して推計します。山手線・大阪環状線などの都心の核路線に直結する路線は0.90、非直結は0.75、路面電車0.70、ケーブルカー0.30、座席定員制の特急0.20、駅数の少ない支線はさらに低減します。30km以内に公表路線がなければ、下限30%(=ラッシュ通勤指数0・超低)とします。
早い=速達列車を中心に最短で向かう / 楽=乗換が少ない / 路線名・駅名=そこが他と違う経路 / 有料特急を使う=別途特急料金
経路詳細には、乗降・乗換駅に加え、路線名・方面・所要時間・駅数が出ます。「途中の駅」を開くと、停車駅をご覧いただけます。
| 到着時刻 | 通勤時間/乗換 | ① ラッシュ通勤指数® | ② 乗車負荷スコア | ③ 通勤・通学負担指数 |
|---|---|---|---|---|
| 8:30 着 | 38分/1回 | 66.3【中】 | 48 | 61点 |
| 9:00 着 | 38分/1回 | 77.1【高】 | 48 | 68点 |
| 10:00 着 | 38分/1回 | 66.3【中】 | 48 | 61点 |
上記使用例(浅草→横浜)の場合、混雑のピークにあたる9時着では68点ですが、到着時刻を8時半または10時にずらすと61点まで下がります。同じ区間の通勤・通学であっても、時間帯を選ぶ工夫次第で、算出される数値は変わります。
出典:国土交通省「都市鉄道の混雑率調査結果」「国土数値情報(鉄道データ)」(CC BY 4.0)「位置参照情報」を加工して利用しています。